横からちゃちゃを入れます。

株式会社竹尾ゼネラルカンパニーより金銭を授受してブログを書いています。この文言を即座にジョークと判断できない方はご遠慮ください。

矢沢永吉に学ぶ室内格闘術

  証拠を全部握ったとき、二週間、酒乱だった。家で毎日飲んで、泣きじゃくって、くだまいた。毎日毎日、そういうことが続いて、その日だったんだ。
 あいつらを信じてたことが、一緒に夢を語ってたことが、オレはくやしかった。
(矢沢永吉・著「アー・ユー・ハッピー?」より)

今回は、矢沢永吉さんのエッセイ「アー・ユー・ハッピー?」について語ります。

「成りあがり」の後日談。

「成りあがり」という有名な本がベストセラーになった当時、読んだ人の中には、ある種の”あやうさ”を、感じた人もいるかもしれません。本当にこの人は、こんな調子のまま一直線に人生を生きていけるのか?と。

今の私たちは、功成り遂げた今の永ちゃんを見ています。大スターでありカリスマであり、”ブレない”という現代日本語を生み出したヒト。しかしそんな人にして、人生はやはり一直線では進めなかった、ということを教えてくれるのがこの本、「アー・ユー・ハッピー?」です。


幾ら横領されたと思ってんの?”35憶。”

三十億盗むヤツらが、簡単にバレるようなことをするか?

永ちゃんが事業で詐欺にあった!という報道に触れたときはまだ私は、矢沢永吉というのがどういう人なのか、よく知りませんでした。なので多くの世間一般の人たちと同じく「あーやっぱりミュージシャンが事業なんかやっからダメなんだよーミュージシャンは音楽だけやってりゃいいんだよぉー」的な感想を持ったものです。

ですが、知れば知るほど、そんな単純なハナシじゃなかった、と。

永ちゃん本人曰く、詐欺事件としてはオーストラリアの犯罪史上二番目の大きさなんだそうです。なんでオーストラリアやねん、というところはさておいて、んで一番はどんな事件なんだろう、ってこともさておいて。思わずブルゾンちえみ「35憶。」とキメぜりふを言いたくなるほど巨額の詐欺事件が”ミュージシャンが事業なんかやっからダメ”的な単純な話だと思う方がアサハカではありました(´・_・`)

そんな巨額な横領が出来る以上は、事業そのものも巨額なわけです。「やつらも必死だった」というんですが、そりゃ永ちゃんだって必死ですよ。慎重にダブルチェックをして厳しく事業の進行を監視していたのに。それを、騙す方はさらにそれを上回るためにオーストラリアの法律の不備をついてち密な手段で横領をやってた。(どんなことをやっていたかは詳しくは本をお買い上げくだしあ)

要するに、誰がバカだったのか?と考えると、これはどう考えたってオーストラリアが悪い。(永ちゃん曰く「アメリカでは絶対に起きないだろう」)。そんな巨額の横領を可能にする法律の不備があった、オーストラリアがバカだ。

バーカバーカ!オーストラリア(の法律)のバーカ!


裏切りは一度ではなく。

冒頭の引用は、…しかし実は「オーストラリア事件」ではなく、別な事件のハナシだったりします。

「アー・ユー・ハッピー?」は当初、まだオーストラリア事件が裁判中に書かれていました。詳細はあとがきに追記されています。なので多分、その代わりに過去の別な「部下の裏切り」のエピソードを、書いて自分の気持ちを表現しようとしたのかもなー、とか思ったりします。

過去に、複数の部下が永ちゃんと地方興行の人たちの間に入って、こっそりデカいマージンを略取していた。それを察知した永ちゃんはひそかに証拠を集め、ある日、ついに彼らと対決した…そんなエピソードです。


矢沢永吉に学ぶ室内格闘術とは。

 「I、おまえがつけてたノートが出てきたんだよ」
 顔色がスッと変わったね。
 目の前に、三倍ぐらい違う金額のメモがある。
 Iが、「実は矢沢さん、説明したいことが二、三……」と言いかけたとき、オレは思わずやつの髪の毛をつかんで、蹴りを二、三発入れた。

まずはここです。

室内での格闘術は、タイミングがすべてです。狭い空間、近距離にいる相手。瞬間的にダメージを与えて、短時間で勝敗を決することが重要です。

このために「髪の毛をつかむ」は効果的な手段です。一瞬で相手の動きの自由を制限できます。んで永ちゃんは、その状態で間髪入れずに蹴りに入りました。動きの自由を奪った上で蹴りを叩きこめば、普通に蹴るより何倍もダメージがデカくなります。

さすが、ケンカ慣れしてます。

 三人ともゾーッとしたんだろう。何もしゃべらなくなった。
 いつのまにかオレは右手にガラスの灰皿を持っていた。あれで殴ったら、死んでいただろう。

ノー!ノー!
凶器攻撃ノー!
((((;゚Д゚)))))))

 でも、オレは殴らなかった。殴ったら、やつらと同じレベルに落ちる。こんなやつらのためにバカをみるのはまっぴらだ!

……………蹴ってはいるんですけどね「やめなさい余計なコト言うの(´・_・`)」


まとめ

おそろしいのは、過去に数々のトラブルを力でねじ伏せ35億の損害も跳ね返し、ファンの間では有名ですが銀行の担当者に「返済の優等生」とまで言われ、未だに自分で会社を運営しながらデカいコトやり続ける、そのパワーです。

「ブレない」という言葉は、単に己の道をまっすぐ進めよ、ということではなく。障害物があってまっすぐ進めなかったり、時には、絶望で立ちすくんだり。そうする時でも、光明を見失うな。ということなんじゃないかなって思います。

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