矢沢永吉、映画に主演!でもなんで「お受験」なんですか?

 

今回のテーマは、「受験」です!さて、それでは矢沢永吉の話をさせてください!「なんでや(´・_・`)」

なぜ永ちゃんかというと実は彼には役者としての活動歴も多少ありその中に映画「お受験」主演、というのもあるからです。

どんな映画なのかというと、とある受験生の少女の殺人未遂事件に関わってしまった永ちゃん、その背景にある巨大企業の陰謀に気づき、少女を守るため、みずからハーレー100台を引き連れて乗り込みます。ですがはじめからわかっていたことですがそれは、ワナでした。次々と炎上するハーレー。傷だらけとなった永ちゃん、果たして少女を守り抜くことができるか…なんてハナシは全く無く、本当にお受験のハナシなんです(´・_・`)永ちゃんはさえない平凡なお父さんで、リストラにあい、主夫をやりながら子供の受験を全力でサポートするのです。

「そっちの方がむしろ信じがたいわ(´・_・`)」

この映画が公開された1999年あたりは矢沢永吉史上の暗黒時代であって、巨額詐欺被害&借金報道があり本当にキツい思いをしていた時期です。そんな時代に、あのカリスマも苦労してるんだ…俺もがんばろう!みたいなポジティブな見方をしたファンもいただろうと思います。が。でもやはり「なんで、永ちゃんが、この役を…(´・_・`)」っていう疑問は、ぬぐい切れないところがありますね。

永ちゃんの役者歴で有名なのはドラマ「アリよさらば」ですがこちらは平凡な教師の役でした。スーパースターであり続けることに疲れた男が役の上だけでも「普通の人」になろうとしたのか。私の世代で普通の人になりたい、というとキャンディーズの「普通の女の子に戻りたい」を思い出すのですがそういった彼女らが結局普通の女の子に戻れなかったのは歴史的事実です。

結局は、自分を貫くしかないってことなんじゃないかと。永ちゃんはその後何十億もの負債を返済し銀行の担当者から「返済の優等生」と呼ばれます。普通の人、のカケラもない脅威のリザルトですがスーパースターも人間、その過程でどんなに苦しい思いをしたことか。その足掻きの一端が「お受験」という映画のまるっきり似合わない主夫姿にも、現れているように思えます。

そんな苦しみを、永ちゃんはエッセイに赤裸々に綴っています。そのエッセイのタイトルは
「アー・ユー・ハッピー?」
です。以上。

面白いと少しでも思っていただけましたら、読者登録やブックマークをお願いいたします。