ちょうどいいパワースポット(炒飯を魔法陣グルグル

 

思うんですが、チャーハンが安くて美味しい店について、みなさん、ちょっと軽く考えてると思うんですよね。

ちょっと高級っぽい中華料理屋さんなんかに行くとですね、ちょっとお高いチャーハンが飯ものメニューの主役としてあって、注文すると、それが大きなお皿に盛りつけられて円卓の回るところに載せられてですね。それをみんなで方陣のごとくグルグル、回しながらですね。

そういうのがイヤ。

いやイヤじゃないんだけど、「ちょうど良くない」。もうちょっとさ。街の食堂的な中華屋さんで。あるいは国道沿いのありきたりなラーメン店で。お一人様でふらりと入り一人分あるいはむしろお腹の具合によっては、半チャーハン単品で。 周りの目線とかなんも考えず、店に置いてあるよくわからんマンガをナナメ読みしながら、かきこみたい。


みなさま、ラーメンにはあれほどこだわるのになぜ、チャーハンに関してはあんなに無関心なのでしょうか?むしろラーメンはまずいけどチャーハンが安くてそこそこ美味しいから通う、そんな行きつけのお店があってもいいのじゃないかしらん。


さて。

豚骨ラーメンのスープを味つけに足した、こってり風味のお安いチャーハンでお腹を満たしたら。次は小粋なカフェエェーでオシャレにコーヒーをですね。


モスバーガーじゃねえか!」

モスじゃダメなんですか?(レンホー口調)。はっきり言ってオールドでグッドで古き良き純喫茶も少なくなりましたしそもそもお高いです。国道沿いのラーメン店の半チャーハンで充分に満足する私の舌には、そんなお上品なコーヒーさまを供するのは、もったいないのです。それにファストフード店のコーヒーは年々、味が向上しています。なにが不満か。いっそ「ちょうどいい」

このモスバーガーは、私にとって、パワースポットなのです。出社するのもイヤな気分のときには、ここで朝モスすると、元気が出るのです。ここは私にとって、いつでも気軽にいける「ちょうどいいパワースポット」なのです。

結局、ちょうどいい店、ちょうどいい居場所。というものは実は、みなさんにとっての身近なパワースポットではないでしょうか、肩ひじ張らずにスッといける、居心地のいい場所。それを見つけておくだけで、人生は少しだけ良くなる…そんな気がいたします。

みなさまもどうか、そういう「ちょうどいい店」に、出会えますように。
ではこの辺で。