ブラック企業は【ノート】で見分けなさい
就職氷河期の波にのまれた私は30代中盤まで、今にして思えばブラック企業だったなあという会社にて生きてきましまた。
「なんか日本語おかしいが大丈夫か?(´・_・`)」
金曜、仕事帰りのバスの中スマホで下書きを書いてますんで。一週間の疲れでヘロヘロです。それはともかくとして、その後なんとか規模は小さいがまあまあホワイトな会社に入り、そこからいろいろな、けっこうな大きさの優良ホワイト企業さまのところに常駐エンジニアとして入る日々を送っております。
直接両者をつぶさに見てまいりまして、勿論ホワイト企業とブラック企業には本当にさまざまな差異があるものでございますが、差異というよりは明確にブラック企業が劣っているというのが正直なところなのです。ブラックな文化があるからブラック企業になるのか、ブラック企業だからブラックな文化が生まれるのか。鶏が先か卵が先かという命題です。わたくしとしましては、ふわふわの卵焼きも捨てがたいがやはり、ジューシーな鶏肉を噛みしめたときのジュワッとっと広がる肉汁のですね「なんのハナシだよ!」
そんな私が「どんな私だよ!」その様々な差異の中でも社会人一年生でもカンタンにわかる、ブラック企業を見分ける「あるポイント」をあなたにこっそり教えちゃいます。
中途入社後まもなく業界では知らぬものがいない超優良企業さまに常駐することになった私は気合満々でした。なんとしてもここで頑張るのだ。しっかり勉強するのだ。と、言うわけでやはり勉強はまずはノートからっすよ。ノートも用意しないバカいませんよ。ちゃんと新品のノート買って行きましたですよ。
……向こうの担当者さまがですね(´・_・`)
「なんですかそれ?!わざわざ買ってきたんですか?!(・・;)そんなのわざわざ買わなくても、文具置き場にいくらでも置いてあるのに!」
と言って、私を、完全に
バカを見る目で見る
のですよ。うわうわうわ。なんだよ、この、それまでの人生で味わったことのない正体不明のナゾの恥ずかしさは(´・_・`)
同じ現場に入ってるうちの上司も、まあこの人は二十代からその企業さまに関わってる超ベテランなわけですが、
「俺社会人になってから、自分でノート買ったことなんて一度もないぞ」
と言外に(お前さてはアホだな)というニュアンスを漂わせ冷ややかな笑いを浮かべて見るのです。パワハラだ。パワハラで訴えてやる(´・_・`)
これがホワイト企業か……。瞼を閉じますと、右も左もわからぬ新社会人であったときのあのブラック企業の新人研修での社長のお説教が、頭に浮かんできます。
「まず、自分でノートを買ってこい。ハナシはそれからだ。自分の仕事を覚えるのに自分のノートひとつ自分で用意してこないやつに、教えてやることなど何ひとつない」
とコンコンと説教され、なるほどこれぞザ・社会人の心得かっ!とフムフムと私が納得してる同じころ、やはり新人であったろうこのホワイト企業の担当者さまらは、さっさとノートを支給されさっさと具体的で現実的なメソッドを叩き込まれていたのです。そりゃ差がついて当然だろ。
ワ●ミみたいなキチガイ会社は例外であってすごくわかりやすいですが、そうでなく一見ごく普通の会社に見えてもこういう、ノートひとつの扱いのような些細なところに、精神論の片鱗が見えるのです。いうまでもなくここは道場ではなく会社なのだから合理性に欠ける精神論なんて一円の利益も生まないヒマつぶしにすぎず売り上げを下げる要因にしか成り得ないのです。精神論の片鱗をチラッとでも見つけたら、さっさと逃げましょう。人生のムダです。
このハナシはもう終わりなんですが実はこれにも裏はあって、実はホワイト企業に来る優秀な人材なんて元々精神論が必要ないのです。ブラック企業にくる人材は多くは精神論を叩き込まないと仕事にならない、というのも”不都合な真実”なのです。このハナシは「ブラック企業における人材採用」という別テーマで書いた方がいい話題なので、今回はこれで失礼します。
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