「引き寄せの法則」 vs 「やらかしの法則」。

 

前回記事に引き続き「引き寄せの法則」のハナシです。というか今回書くのは具体的には引き寄せの法則の暗黒面」です。

〈目次〉

「やらかしの法則」とは?

前回もちらっと書いたんですが、「引き寄せ」というより「やらかし」というのが実態に近いんですよね。

無意識のうちに、やらかす。ただし、良いことをやらかす。そういう風に、自分をコントロールする。

「…別にさ、無意識でなくても、意識的にやればいいことじゃんね(´・_・`)」

それがちがうんですよ。やらかし、というのは、本来、悪い意味で使うことが多いですよね。

人間は四六時中、無意識に悪いことダメなことをやらかしています。なんとなくムダ遣いをしながらおカネ貯まんねえなあ、とか言ってます。家計簿つけ始めたとき最初びっくりしたのが「いつのまにこんなにおカネが無くなってんだ!全然わからん!こんなに使ってねえぞ!」「銭湯で誰かにおカネ抜かれたんじゃないの?(´・_・`)」。死にものぐるいで行動を思い出すと確かに自分で使っているのです、でも家計簿やお小遣い帳をつける習慣がない人はそれを全然意識できません。そのギャップに気づいたとき、誰かが勝手におカネ使ってる?という感覚すら感じます。まさに「やらかしの法則」です。無意識という自分以外の誰かの浪費でなんでかおカネが貯まんない、のです。

無意識にジャンクフードに手を伸ばして後で後悔する人もそこらへんによくいます。食べものはまだしも、アルツハイマーにならない限り食べたこと自体忘れたりはしないので、カラダの不調が起こったとき「…食べすぎや(´・_・`)」などと自覚することはまだできます。が、「無意識のうちに為にならないものの考え方や言動をする人」というのもそこらへんにいっぱいいて、そっちの悪影響にはなかなか気づけません。

無意識のうちに為にならないものの考え方や言動をする人。具体的にどんな人でしょうか。
例えば「毒親」です。


私の”毒親”がやらかしたこと

毒親」というキーワードがよく誤解されるのは、これはいわゆる虐待親とはちがう、ということです。毒親はむしろ「顕在意識下ではちゃんとした親」なのです。子供にちゃんとした衣食住を与え高等教育を授けるなんて当たり前であって、虐待親とは全くちがう次元でちゃんと生きています。ただ残念なことに、彼らは「圧倒的に親として教育者としての才能が無い」のです。

子どもの頃から私は、父に二面性があることに気づいていました。意識して「叱る」ときと、無意識的に感情を暴発させる「キレる」時とで、全然ちがう。

そういう、怒り方にも二面性があるというような。そんな不安定な親だとどういう子供が育っていくかというと。子供はだんだん、親の機嫌ばっかびくびくとうかがうという、不安定な子供に育っていくんですね。

これは父親的には無意識にやらかしていることなので、本人にしてみれば「俺はこんなにいっしょうけんめい育てたのに、なんで子供たちは全員、何百万も借金こさえるアホに育ったのだろう?(´・_・`)」とフシギでしょうがないハズです。 ※兄弟で借金こさえてます☆

コレが、「やらかしの法則」の恐ろしさです。”二面性”という悪い行動を無意識にやらかしていることに自分では一生気づかなかったことが、家族全員に破壊的な悪影響をもたらしたのです。


良いことを願っても「悪いやらかし」は発生する?

「なるほど、そういう無意識の悪いやらかしを止めるために、良い意識づけをすればいいんだな?」

と思った方には、「良いことをやらかす自己コントロール」の重要性がお分かりいただけたのではと思います。普段やってる悪いやらかしの半分でも”良いやらかし”に置き換えられれば、人生、かなーり変わるハズです。また、意識下でいくら良いことをやっても無意識の悪いやらかしの置き換えにはならないということも、おわかりいただけるでしょうか。

ところが、じゃあ良いことだけを強く念じることでそういう無意識の問題行動を改善しよう!と思っても、うまくいかない場合があるのです。それは、単純で強い願いだけを念じた場合に、よく起きることです。

私の父にしたって、自分の子供を良い学校に入れよう!と強く念じ、それを達成したのです。私も中高一貫の名門校に行きましたし、兄は国立六大学に楽勝で合格しました。

その後どうなったかというと、私は先のリンク先のさらにその先のリンク先に書いたように父の不用意な行動でうつ病になりその後の学校生活を棒に振り三流私大になんとかひっかかるザマでした。兄は大卒ニートを10年くらい続けてその後は怪しげな職場を転々としながら糊口をしのいでいます。「自分の子供を良い学校に入れる」、これだけを強烈に念じて後は知ったことか。というバランスを欠いた教育姿勢がこの結果を招いたかもしれません。

勉強一辺倒の教育をして良い大学や会社に入っても、子供が精神的に未熟なままなら失敗というようなこともたけしは言っていたがその通りだと思う
ビートたけしの母ちゃん - コピペ運動会

もっと単純な例をあげましょう。ある人が大金が欲しい…それもなるべく、すぐ欲しい。意思の力で大金を引き寄せる!と強烈に念じていたそうです。

程なくしてその人は大事故に遭い、大怪我で入院して多額の保険金を得ることができたんだそうです。たしかに意思の力で大金を引き寄せたけど、ええんか、それで。

じゃあどうすれば良いのか?そのテーマについては、別記事で詳しく書きたいと思います。

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