「大谷翔平のマトリクス」でバランスのとれた”引き寄せ”を実現。

 

引き寄せの法則」について記事を書いてきました。

今回は、私が「引き寄せ」で一番重要と考える、バランスのとれた詳細な目標設定のやり方について書いていきます。

〈目次〉

引き寄せの法則」の危険性を再認識しよう。

冒頭リンクに掲げた2つの記事を書きながら改めて思ったことですが、「引き寄せの法則」は思った以上にパワフルなもので、それだけにまちがった使い方をすると非常に危険なものではないかと。

大金を手っ取り早く得たい!とか子供を良い学校に入れたい!とか。そういう単純な目標「だけを」強烈に念じると、あなたは無意識のうちに、目標実現のための最も単純かつ強引な手段の実行を”やらかし”てしまいます。

だもんで、大事故にあって大怪我をして多額の保険金をゲットしたりできるのです。もしかしたらその人は無意識のうちにどっか、事故に対する注意を怠っていたかもしれません。

「んなアホな(´・_・`)」

保険金の例は極端にしても、例えば子供を良い学校に入れるは良いがそこでどんな教育を受けさせてどんな人間になって欲しいのか?良い学校に行くことでどう成長してほしいのか?どんなチカラを身につけて卒業後、どういう風に社会を渡っていって欲しいのか?など、「良質の教育」について突き詰めるべきことは、たくさんあります。それを

「良い学校に行かせてやるんだから後は子供自身が勝手に考えればいい。良い学校だから良い先生しか居ないに決まっているので丸投げすればいい。俺はただ子供のためを思って無理矢理にでも良い学校に入れるのだ」

といって非合理的なスパルタ教育をするのだから、合格はしても後々問題が起きて不思議ではないでしょう。この例では、子供に良質の教育を与えるという”本質目標”が、「単に良い学校に入れるだけ」という矮小化した目標になってしまいしかもそれを強烈に念じたことが、「子供の気持ちや環境を無視した非合理的な詰め込み教育で無理矢理合格させる」および「その後のケアを完全放棄」という”親の問題行動”を引き起こす結果となっています。


大谷翔平の目標達成シートに学ぼう。

誰もがうなる凄い目標。

要はね、矮小化した、単純でバランスを欠いた目標を持つことがダメなのだからその逆、複雑でバランスのとれた目標を持てばいいのですよ。

といわれてもどうやればそんな目標を立てられるかわかんないものと存じます。ここでご紹介したいのがいわゆる「大谷翔平のマトリクス」というものです。

はじめて見た人が誰もがうなるこの複雑でバランスのとれた目標。「8球団からドラフト1位を獲得する」という中核目標から拡張して、最終的に、これを達成すれば全人格的にバランスのとれたスーパースターとなって自然とドラフト1位なんか楽勝でいただけてしまう、という「目標自体が凄い」目標となっております。

中核目標をどう作るか。

「8球団からドラフト1位を獲得する」というハードルの高い目標をどう達成するか?を、マトリクスに従って多角的に考えた結果このバランスのとれた複雑な目標が生まれた…ということですが。

突然ですがここで、高校1年の大谷翔平クンが「部屋が汚くて困っていた」と仮定しましょうか。

「なんでやねん(´・_・`)」

プロにはなりたいからドラフト1位とか取りたいけど、正直実感わかねえなあ、んなことより俺どうしてもこのきったねえ部屋をきれいにそうじしたいのになかなかできないんだ、と強烈に純烈に悩んでいたとしましょう。

「だから、なんでよ(´・_・`)」

単にそうじするぞ、そうじするぞ、そうじするぞ!とあの麻原彰晃のように唱えたところでモチベ湧くかってハナシですよ、でもね、
部屋そうじがドラフト1位獲得につながるとしたら?

「オマエはアホか(´・_・`)」

言いたいのは、なにも無理矢理ハイレベルな中核目標をいきなり考えださなくても、身の回りの些細な悩みをボトムアップして繋げていって最終的に中核目標を導き出したっていいんですよってハナシです。というかその方が「本質目標」につながりやすいんじゃないかって考えます。

部屋キレイになったら、運気上がるぜ!そしたらドラフト1位だって取れちゃうかもね。よっしゃ、がんばってそうじするぜ!でもやっぱり運だけではドラフト1位は取れないから体幹も鍛えるぜ!センセも体幹鍛えたら球速上がる、160キロも夢じゃない言うとったしな…おっ。運気バリバリ上がって160キロ出したらマジでドラフト1位取れんじゃね?よーしテンション上がってきた、せっかくだから、8球団からドラフト1位取ったろ。というわけでまずは部屋そうじからやな。

「ゼッタイ、そういうマトリクスの作り方はしてないと思うがなあ(´・_・`)」

「いやなこと」「やりたくないこと」を先に考える

バランスのとれた目標作りのポイントのひとつとして「あえていやなことから考える」という方法もあります。

先の例で言えば大金は欲しいけど事故で保険金もらうとかはいやだなあ、痛いの苦手だし。とか。子供を東大に合格させたいけど、そのあと東大卒ニートになっちゃったらやだなあとか。

…ちょっとだけ妄想力を働かせて、自分が今持っている願望の「いやな”ソノサキ”を考える」ということです。これはですね、紙に手書きでリストアップするのがいい。あっさっき書くの忘れてた、あのマトリクスも、紙に手書きで書くんですよ?手を動かすことで脳が活性化され、妄想力の精度は格段に上がります。

もうこれ以上はネガティブな妄想を思いつけない!ってヘトヘトになるまで書きなぐったものを2、3日寝かせておいてから、おもむろに例のマトリクスを書くのです。すると面白いように多角的な周辺目標が湧いてでます。

なんとなく抱えてる願望、というものが含んでいるリスキーな側面を、めちゃめちゃ回避しまくるバランスとれまくりのマトリクスが完成するはずです。

おわりに蛇足。

このマトリクスを使って精度の高い目標を設定できれば、それを普通に実行するだけで一定の成果はゼッタイ上がるのでそこまでやるならもはや引き寄せの法則関係ねえじゃんなどというツッコミは、お断りいたします「断るんかい」

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