大野智という「裏切り者」

 

2015年夏、大野は10才年下の元女優との親密交際が写真週刊誌で報じられた。その後のコンサートでは、大野に対し「裏切り者」などと書いたうちわを掲げるファンもいた。大野はステージから「これからもついてきて」と声をかけたが、バッシングはヒートアップしていった。
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…えーとね(汗)、前から思ってたんだけど、君ら、控えめに言ってアタマおかしい。

大野さんの恋人とされた元女優はSNSで当時の自宅や飼い犬まで突き止められ、その姿が大野さんがコンサートグッズのために描いた犬にそっくりだと大炎上しました。2017年の春頃には、大野さんのこの苦い経験をメンバーの多くが味わうことになった。

以下自分で書いた記事ですみませんが、SMAP解散の時もね、正直、呆れてたんですよ。

ですが恐ろしいと思ったのが、SMAP解散時に一部のファンが解散なんてゼッタイに認めない!必ず再結成させる!どんだけの確執があろうが、ともかくも彼らに、昔と同じように仲良くきゃっきゃうふふしてもらわなければ困るのだ!という強硬な姿勢を見せたことですね。
あんだけ本人たちがイヤそうにツラそうにしてるのに、よくもまあそんなにも空気読まずに残酷な仕打ちを強要しようとできるなあ、と呆れたものですが、
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………ですが、しかし。

それを商売にすることで高収入と社会的地位を得られたのだから、本人たちから文句も言えないのも事実です。

そこなんですよね(´・_・`)

正直、最近のジャニオタはよーわからん、と思っています。何がわからんかというと昭和の時からある熱狂的なファン層と、平成になって登場した私のようなライトなファン層が重層化していて裾野はやたら広くその境目もあいまいだからです。

平成になってジャニオタのあり方が昭和とは質的に変わったのは、まちがいなくSMAPが起こした革命のせいです。

アイドルとはそもそも十代の性的アイコンに過ぎなかったのです。大人になれば卒業するものであり商売もその前提で組まれていた。 シブがき隊の解散はヤッくん22歳のときですよ。 その時点で既に、当時のアイドルとしては高齢だったのです。

性的アイコン、という要素を抑えイケメン男子たちのきゃっきゃうふふだけをただ、バラエティ番組で鑑賞させる。このスタイルを打ち立てたSMAPとそのスタッフは、やはり偉大だ。これによって、もはや性的アイコンなどというものをめんどくさがるおばさんたちでも、気軽に「沼の入り口」に入れるようになったのです。ましてや、あまつさえ同じ男性からですら「最近毎週テレビで見かけるけど、コイツら、なんか面白いな」と支持を受け、音楽的に優れたものさえ出せばCDまで買ってくれるという、昭和の男性アイドルから見れば奇跡のようなマーケットを生み出したのが、SMAPなのです。

だが、その副作用がヤバかった。

単なる十代の性的アイコンから脱却した平成のジャニーズアイドルはもはや”卒業”をする必要がなくなったからです。若くてイケメンかどうか?ではなく、メンバーたちの関係性にこそ商売のコアが移ったからです。彼らの、きゃっきゃうふふの関係性さえ変わらなければ、極端なハナシメンバーの一人や二人天国に行ってしまっても、この商売は続けられてしまうのです。なんて恐ろしい。

先に書いたように、大野くんを「裏切り者」と言う権利は、ファンにはあるのです。だって。昭和のアイドルの常識からしたらとっくに解散してもおかしくない年齢になっても、君らは、何食わぬ顔でその、きゃっきゃうふふの関係を続けたではないか、、それがあたかも、永遠に続くかのような雰囲気を、醸し出していたじゃないか。あらほーになってもアイモカワラズ、つい昨日までテレビ画面の中で「イケメンたちのきゃっきゃうふふのわくわくわーるど」を見せてくれた、君たちが。急に大人の顔をして。政治家のような声色で。「これは我々にとっての誠意だと思っています」などと気色ばんでみせるのです。ちがうちがう。怖い怖い。そんなの、あたしが知ってる君たちじゃない。

…などというあなたたちの気持ち、痛いほどよく理解してるつもりです。ですが、痛いほどっていうかその、痛いです(´・_・`)

もうちょっと、客観性と自制を、覚えるべきじゃないかなあ。まあそれを「オトナになる」って、言うんですけどね。

以上。

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